−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 BIOS 対象機種 ThinkPad X30 対応OS Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 Windows NT 4.0 + サービス・パック6aおよびそれ以降の適応 Windows 98 Second Edition Windows 98 バージョン 1.09 発行日 2006年6月26日 旧名称 ThinkPad X30 BIOS アップデート・ユーティリティ (eフラッシュ版) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 ThinkPad本体内のBIOS(システム・プログラム)を更新します。BIOSを更新す ることにより、問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更] ありません。 [新機能または機能の拡張] −IBM ワイヤレスLAN 802.11b/g Mini-PCI カードのサポート。 [問題の解決] ありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 (A), (B)の2通りの方法があります。 (A) Windowsでの確認 1. Windowsを始動します。 2. ThinkPad 機能設定を起動します。 「スタート」「すべてのプログラム (またはプログラム)」「Access IBM」 「ThinkPad 機能設定」の順にクリックします。 3. ThinkPad 機能設定の画面で、「システム情報」アイコンをクリックしま す。 4.「BIOS情報」タブをクリックします。 画面上に、次のバージョン情報が表示されています。 BIOS バージョン エンベッデッド・コントローラー・バージョン 5.「OK」をクリックし、終了します。 (B) BIOS設定での確認 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に Press F1 for IBM BIOS Setup Utility が表示されたら、F1キーを押します。 「IBM BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. 画面上の次の行に、バージョン情報が表示されています。 BIOS Version : BIOSのバージョン Embedded Controller Version : エンベッデッド・コントローラー・ プログラムのバージョン 5. コンピュータの電源を切り、終了します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注意事項 −今回提供されるBIOSは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバ ージョンが1.03またはそれ以降の場合、正常に動作します。 まだエンベッデッド・コントローラー・プログラムを更新されていない方は、 別パッケージ「エンベッデッド・コントローラー・プログラム バージョン 1.03(またはそれ以降)」を入手し、エンベッデッド・コントローラー・プロ グラムも同様に更新してください。 −BIOSとエンベッデッド・コントローラー・プログラムの両方を更新する場合 は、先にBIOSを更新してください。 −Windows 98 Second Edition環境でBIOSを更新する場合は、Microsoft Web サイトから「Windows 98 Second Edition Shutdown Supplement」をダウン ロードし、導入してください。 詳細は「Windows 98 Second Edition環境で更新作業をする場合」の章を参 照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSの更新方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしもBIOSを更新する 必要はありません。そのままお使いください。 BIOSを更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参 照してください。 −BIOSの更新作業には、ACアダプター、及び充電済みのバッテリー・パックが 必要です。 −ドッキング・ステーション、またはポート・リプリケーターがコンピュータ ーに接続されている場合、それらを取り外します。 −RDM (Remote Deployment Manager) または同様の環境下でBIOSを更新する場 合、更新作業に先だってあらかじめ始動パスワードを削除しておきます。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次の3通りの方法があります。 (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 (B) 手動更新 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 ソフトウェア導入支援を利用すると、コンピューター内のThinkPad用ソフ トウェアを簡単に最新にすることができます。インターネット上で提供さ れている最新版のソフトウェアを自動的に検索し、ダウンロード、インス トールまでを自動的に実行してくれます。 1. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 2. Windows XP/2000/Windows NT 4.0の場合、アドミニストレーター特権をも つユーザーIDでログオンします。 3. Internet Explorerを起動します。 4. ツール バー上の「ソフトウェア導入支援」ボタンをクリックします。(*1) 5. 画面の指示に従います。 「更新パッケージの検出」画面で「インターネット上の最新情報を取得す る」にチェック・マークがついていることを確認してください。 ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 6. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 7. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 8.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターが自動的に再起動します。 これで全ての作業が完了です。 ヒント *1: ツール バー上に「ソフトウェア導入支援」ボタンが表示されない場合は、 (a) Internet Explorerのメニュー バー上で、「表示」「ツール バー」 「ユーザー設定」の順にクリックします。 (b)「ツール バーの変更」画面の「利用できるツール バー ボタン」のリス トの中からソフトウェア導入支援を選択し、「追加」をクリックします。 (c)「現在のツール バー ボタン」にソフトウェア導入支援が登録されたこ とを確認したら、「閉じる」をクリックします。 もし、「ソフトウェアの更新」ボタンが見当たらない場合は、 −ソフトウェア導入支援自身を更新して (バージョン 2.10.03C2および それ以降)、ツール バーに登録できるようにする。 −手動でソフトウェア導入支援を起動する。 (例)「スタート」「すべてのプログラム (または プログラム)」 「ThinkVantage」「ソフトウェア導入支援」の順にクリックする。 のどちらかを実行してください。 (B) 手動更新 「手動更新の方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによる更新(Unattended インストール)の方法」の章 を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新作業をスムーズに行うためのヒント BIOSを更新する際に、次のような問題が発生することがあります。 −更新作業中にSTOP ERROR(青画面を背景にしたストップ・エラー)が発生し、 作業が完了しないうちにコンピュータが勝手に再起動していまう、または STOP ERROR画面でハングする。 −「Debug ...」「eFlash Error」ウィンドウ等が表示され、そのまま更新作 業が中断する。 −メイン・メニュー画面で、画面の一部(右側)にゴミが表示されてしまう。 等。 そのような場合は、次のヒントを参照して更新作業を行ってみてください。 1. 使用しているWindowsに必要な最小メモリー(例:Windows XPでは256 MB) よりも、なるべく多くのメモリーをコンピュータに搭載する。 2. Windowsが始動してもすぐにBIOSの更新作業を行わない。 Windows スタートアップ、スケジュールで登録されたプログラムの始動・ 実行が完全に終了するまで待つ。(特にアンチ・ウィルス・プログラム等 は始動・実行の完了に時間がかかります。) 3. BIOSの更新作業の前に、なるべく他のプログラムを終了させる(クローズ する)。 4. BIOSの更新作業中にWindows上に表示される「ThinkPad BIOS アップデー ト − InstallShield Wizard」画面で、マウスで「次へ」をクリックす るかわりにキーボードの「Enter」キーを押して画面を先に進める場合は、 適当に間隔を空けてキーを押す(素早くキーを押して行かない)。 この理由は、「InstallShield Wizard」画面の表示中はアップデート・ ユーティリティのプログラムの一部がバックグラウンドで実行されてお り、そのプログラムが終了しないうちに Enter キーを次々と押して画面 を先に進めていくと、その処理が正常に終了しない場合があるからです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSを初期設定に戻す方法 「バージョン情報」の章の「問題解決/変更の概要」に書かれていない障害が 発生した場合、BIOSの設定を初期設定(デフォルト)に戻してみるのも一つの 方法です。 BIOSを初期設定に戻す方法は以下の通りです。 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に Press F1 for IBM BIOS Setup Utility が表示されたら、F1キーを押します。 「IBM BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. F9キーを押します。(Setup Defaults) 5.「Yes」を選び、初期設定に戻します。 6. F10キーを押します。(Save and Exit) 7.「Yes」を選び、保存・終了を行います。 システムの再設定が完了し、システムは自動的に再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のBIOSが提供されています。またそれに対応したエンベッデッ ド・コントローラー・プログラムもそれぞれ用意されています。 (略語) BIOS ID : 管理者用のBIOS識別情報 ECP : エンベッデッド・コントローラー・プログラム BIOS BIOS ID ECP バージョン バージョン ---------- -------- --------------------- 1.09 1KET48WW 1.03 (またはそれ以降) 1.08 1KET47WW 1.03 (またはそれ以降) 1.07 1KET46WW 1.03 (またはそれ以降) 1.05 1KET44WW 1.00, 1.02 1.04 1KET43WW 1.00, 1.02 1.03 1KET42WW 1.00, 1.02 1.02 1KET41WW 1.00, 1.02 1.01 1KET40WW 1.00, 1.02 1.00c 1KET39WW 1.00, 1.02 問題解決/変更の概要 (略語) < > BIOSのバージョンを示します。 ( ) 管理者用のBIOS識別情報を示します。 [重要] 重要な変更を示します。 (新) 新機能または機能の拡張を示します。 (修) 問題の修正を示します。 <1.09> (1KET48WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) IBM ワイヤレスLAN 802.11b/g Mini-PCI カードのサポート。 <1.08> (1KET47WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新) スーパーバイザー・パスワードの入力処理の改善。 <1.07> (1KET46WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.03(またはそれ以降)の場合、正常に動作します。 −(新)「ThinkPad ソフトウェア導入支援」によるBIOSの自動更新機能の提供。 BIOSの更新があった場合、「ThinkPad ソフトウェア導入支援」で更新 パッケージの検出を行うと、インターネット上の必要なファイルの検 出、ダウンロード、解凍、更新までを全て自動的に実行します。 詳細は、「BIOSの更新方法」の章の「(A) ThinkPad ソフトウェア導入 支援による自動更新」を参照してください。 −(修) (Windows XP, Windows 2000) 電源オプションで「ポータブル コンピ ュータを閉じたとき」に「何もしない」に設定にしていても、液晶デ ィスプレイを開けた時、コンピューターがスタンバイ・モードから勝 手に復帰してしまうことがある。 −(修) (Windows XP) ドッキング・ステーションに挿入されたネットワークPC カードでコンピューターをネットワーク接続した状態で、サスペンド・ モードに入ったコンピューターをネットワーク経由で通常の動作モー ドに復帰させようとすると、まれに復帰できないことがある。 (ヒント) この機能を使用するには、デバイス マネージャ -> ネットワーク ア ダプタ -> 使用しているネットワークPCカード デバイス -> プロパテ ィ ->「電源の管理」タブで、「このデバイスで、コンピュータのスタ ンバイ状態を解除できるようにする」にチェック・マークをつけてお く必要があります。 <1.05> (1KET44WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00, 1.02の場合、正常に動作します。 −(修) (Windows XP) マルチファンクション型CardBusカードを使用中にシス テムをサスペンド・モードに入れると、その後通常のモードに戻して もカードが動作しないことがある。 −(修)「IBM BIOS Setup Utility」で初期設定に戻すためのF9キーを2回押す と、「Startup」->「Network」内の設定が初期設定に戻らない。 −(修) (Windows XP, Windows 2000) コンピューターを「ThinkPad ウルトラ ベースX3」または「ThinkPad ドッキング ステーション」オプション に接続していて、かつWindowsの動作中にハードディスク・パスワード 設定済みのセカンド・ハードディスク・ドライブをそのオプションに 装着すると、システムを再起動してもセカンド・ハードディスク・ド ライブ用のハードディスク・パスワード・プロンプトが表示されない。 −(修) (Windows XP, Windows 2000) ハイバネーション・モードに入るため Fn+F12キーを押してその後すぐに液晶ディスプレイを閉じると、液晶 ディスプレイを開いてもまれに画面に何も写らないことがある。 −(修) USBフロッピー・ディスク・ドライブとUSBマウスを両方接続すると、 まれにシステムの起動中にハングする、またはフロッピー・ディスク・ ドライブからシステムを起動できないことがある。 <1.04> (1KET43WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00, 1.02の場合、正常に動作します。 −(新) パスワード機能の強化。 −(新) SMBIOSを使用するプログラムに対する互換性の拡張。 −(新) 内蔵イーサネット・アダプター・カードのオプションROMを使用不可に する機能の追加。これにより、DOSが使用可能なメモリー領域を拡張す ることが可能。(IBM BIOS Setup Utilityの Config -> Network -> 「Internal Network Option ROM」オプションで実行) −(修) (Windows 98) USBメモリー・キーを抜き差しすると、ハイバーネーシ ョン・モードから通常のモードに戻るとResumeエラーが表示されるこ とがある。 −(修) (Windows XP, Windows 2000) ACアダプターを外してハイバネーション・ モードに入ると、バッテリーの減り方が予想以上に早い。 −(修) (Windows XP, Windows 2000) 液晶ディスプレイを閉じて開けると、画 面が2度オン、オフすることがある。 <1.03> (1KET42WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00, 1.02の場合、正常に動作します。 −(新) パスワード機能の強化。 −(修) (Windows XP, Windows 2000)「スケジュールされたタスク」機能によ ってシステムがサスペンド・モードから復帰すると、システムの時刻 と時間の設定が変更されてしまうことがある。 −(修) (Windows 2000, Windows 98) SpeedStep機能の使用禁止がうまくでき ない。 −(修) (DOS) 電源を入れた直後、あたかも「SysRq」キーが押されたような状 態になってしまう。「Alt」キーとの組み合わせが動作しないキーがあ る。 −(修) (Windows XP, Windows 2000)「LCDクローズ時の動作のビープ」オプシ ョンを使用可能にして液晶ディスプレイを閉じたままWindowsを始動す ると、ビープが鳴りっぱなしになることがある。 <1.02> (1KET41WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00, 1.02の場合、正常に動作します。 −(修) (Windows XP, Windows 2000, Windows NT 4.0, Windows 98) 液晶ディ スプレイを閉じたままスタンバイ・モードから通常のモードに戻ると、 液晶ディスプレイを開いても画面に何も表示されない。 −(修) BIOSの更新後、IBM BIOS Update Utility の「Startup」オプションで 「Network」デバイスの起動の順番が最後になってしまう。 −(修) (DOS) USB CD-ROMドライブを装着してシステムを起動すると、DOS用に 使用可能なメモリー・サイズが40 KB程少なくなってしまう。 −(修) (DOS) EMM386などのメモリー・マネージャーを導入すると、USBフロッ ピー・ディスク・ドライブの読み書き速度が遅くなってしまう。 <1.01> (1KET40WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00, 1.02の場合、正常に動作します。 −(修) (Windows 98, Windows NT 4.0) 始動パスワードを設定して、サスペン ド・モードからタイマーまたはモデム着信で通常のモードに戻る場合、 パスワード・プロンプトが表示されないでデスクトップ画面が表示さ れてしまう。(引き続きその場でパスワードを入力すれば、作業を続行 できます。) −(修) (Windows 98) 始動パスワードを設定および外付けディスプレイを接続 して、サスペンド・モードから通常のモードに戻る場合、外付けディ スプレイ上のパスワード・プロンプトの表示が崩れてしまう。 <1.00c> (1KET39WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.00, 1.02の場合、正常に動作します。 −(新) (第一版) ThinkPad X30のサポート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動更新の方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存します。 (ファイルの解凍と更新) 5. Windows XP/2000/NT 4.0環境の場合は、アドミニストレーター特権をも つユーザーIDでログオンしていることを確認します。 6. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 7. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 8. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 9. 画面の指示に従います。 ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 10. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 11. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 12.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターの電源が自動的に切れます。 これで全ての作業は完了です。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール) この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadのBIOSを更新する場合 のみ必要です。 このパッケージで提供されるファイル名(xxxxxxxx.exe)に、-s -a -s オプションを追加してコマンド・ラインで実行します。 (例) ドライブ名\ディレクトリ名\xxxxxxxx.exe -s -a -s 更新作業の注意事項は、「手動更新の方法」の章の(ファイルの解凍と更新) に準じます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Windows 98 Second Edition環境で更新作業をする場合 Windows 98 Second Edition環境でBIOSを更新する場合、先に「Windows 98 Second Edition Shutdown Supplement」をMicrosoft社のWebサイトからダウ ンロードしてシステムに導入しておくことをお勧めします。 このプログラムと関連情報は次の場所にあります(2004年9月8日現在)。 (マイクロソフト サポート技術情報 - 旧文書番号 239887) http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;239887 1. 上の文書を開いたら、文書リンク http://www.microsoft.com/japan/win98/downloads/shutdown.htm をクリックします。 2. 画面を移動し、「PC/AT互換機(DOS/V)版をご利用の方はこちらをご利用 ください。」をクリックします。 3. 画面にしたがってファイルをダウンロードします。 4. ダウンロードしたファイルを実行します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 技術情報 (専門的な内容ですので、必要な方のみご利用ください) メモリー空間の情報: <予約領域> コンベンショナル・メモリー内の次のメモリー空間は、BIOSその他によって あらかじめ予約され、使用できません。 C0000-CFFFF : ビデオBIOS D0000-D3FFF : イーサネット用オプションROM (*2) DC000-DFFFF : USB BIOS (*3) E0000-FFFFF : システムBIOS (注意) *2:「Internal Network Option ROM」の設定を「使用不可(Disabled)」に すると、使用可能な領域となります。 (「IBM BIOS Setup Utility」メニューの Config -> Network -> 「Internal Network Option ROM」オプション) この場合、WakeOnLAN機能とPXE起動の機能は使用できません。 *3:「USB BIOS Support」の設定を「使用不可(Disabled)」にすると、使 用可能な領域となります。 (「IBM BIOS Setup Utility」メニューの Config -> USB -> 「USB BIOS Support」オプション) 使用不可にしても、USB機器をWindowsで使用することはできます。 <使用可能な領域> 次のメモリー空間は、EMM386等のメモリー・マネージャで使用可能です。 D4000-DBFFF 但し、オペレーティング・システムによっては、上記の使用可能な領域から CardBusコントローラその他用にメモリー空間を割り当ててしまいます。 そのアドレスとサイズは、オペレーティング・システムの仕様により異なり ます。 上記で示された情報は、今回提供したBIOSのバージョンでのみ有効です。また 将来のBIOSの更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * ThinkVantage は、Lenovo の商標です。 * IBM は、IBM Corporation の登録商標です。 * Intel は、Intel Corporation の登録商標です。 * SpeedStep は、Intel Corporation の商標です。 * Microsoft, Windows および Windows NT は、Microsoft Corporation の 登録商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。