−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 BIOS 対象機種 ThinkPad Z60m, Z60t 対応OS Windows Vista Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 バージョン 1.23 発行日 2007年1月24日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 ThinkPad本体内のBIOS(システム・プログラム)を更新します。BIOSを更新す ることにより、問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更] ありません。 [新機能または機能の拡張] −Microsoft Windows Vistaのサポート。 [問題の解決] ありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 (A), (B)の2通りの方法があります。 (A) Windowsでの確認 1. Windowsを始動します。 2. ThinkPad 機能設定を起動します。 「スタート」「すべてのプログラム (またはプログラム)」 「ThinkVantage」「ThinkPad 機能設定」の順にクリックします。 3. ThinkPad 機能設定の画面で、「システム情報」アイコンをクリックしま す。 4.「BIOS情報」タブをクリックします。 画面上に、次のバージョン情報が表示されています。 BIOS バージョン エンベッデッド・コントローラー・バージョン 5.「OK」をクリックし、終了します。 (B) BIOS設定での確認 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue ThinkVantage button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. 画面上の次の行に、バージョン情報が表示されています。 BIOS Version : BIOSのバージョン Embedded Controller Version : エンベッデッド・コントローラー・ プログラムのバージョン 5. コンピュータの電源を切り、終了します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注意事項 −今回提供されるBIOSは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバ ージョンが1.16またはそれ以降の場合、正常に動作します。 まだエンベッデッド・コントローラー・プログラムを更新されていない方は、 別パッケージ「エンベッデッド・コントローラー・プログラム バージョン 1.16(またはそれ以降)」を入手し、エンベッデッド・コントローラー・プロ グラムも同様に更新してください。 −BIOSとエンベッデッド・コントローラー・プログラムの両方を更新する場合 は、先にBIOSを更新してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSの更新方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしもBIOSを更新する 必要はありません。そのままお使いください。 BIOSを更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参 照してください。 −BIOSの更新作業には、ACアダプター、及び充電済みのバッテリー・パックが 必要です。 −ドッキング・ステーション、またはポート・リプリケーターがコンピュータ ーに接続されている場合、それらを取り外します。 −ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 −RDM (Remote Deployment Manager) または同様の環境下でBIOSを更新する場 合、更新作業に先だってあらかじめ始動パスワードを削除しておきます。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次の方法があります。 (A) 自動更新 (B) 手動更新 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) (A) 自動更新 ソフトウェア導入支援またはThinkVantage System Updateを利用すると、 コンピューター内のThinkPad用ソフトウェアを簡単に最新にすることが できます。インターネット上で提供されている最新版のソフトウェアを 自動的に検索し、ダウンロード、インストールまでを自動的に実行して くれます。 詳細は、ソフトウェア導入支援またはThinkVantage System Updateのパ ッケージを参照してください。 (B) 手動更新 「手動更新の方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール)」の 章を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新作業をスムーズに行うためのヒント BIOSを更新する際に、次のような問題が発生することがあります。 −更新作業中にSTOP ERROR(青画面を背景にしたストップ・エラー)が発生し、 作業が完了しないうちにコンピュータが勝手に再起動していまう、または STOP ERROR画面でハングする。 −「Debug ...」「eFlash Error」ウィンドウ等が表示され、そのまま更新作 業が中断する。 −メイン・メニュー画面で、画面の一部(右側)にゴミが表示されてしまう。 等。 そのような場合は、次のヒントを参照して更新作業を行ってみてください。 1. 使用しているWindowsに必要な最小メモリー(例:Windows Vistaでは512 MB、Windows XPでは256 MB)よりも、なるべく多くのメモリーをコンピュ ータに搭載する。 2. Windowsが始動してもすぐにBIOSの更新作業を行わない。 Windows スタートアップ、スケジュールで登録されたプログラムの始動・ 実行が完全に終了するまで待つ。(特にアンチ・ウィルス・プログラム等 は始動・実行の完了に時間がかかります。) 3. BIOSの更新作業の前に、なるべく他のプログラムを終了させる(クローズ する)。 4. BIOSの更新作業中にWindows上に表示される「ThinkPad BIOS アップデー ト − InstallShield Wizard」画面で、マウスで「次へ」をクリックす るかわりにキーボードの「Enter」キーを押して画面を先に進める場合は、 適当に間隔を空けてキーを押す(素早くキーを押して行かない)。 この理由は、「InstallShield Wizard」画面の表示中はアップデート・ ユーティリティのプログラムの一部がバックグラウンドで実行されてお り、そのプログラムが終了しないうちに Enter キーを次々と押して画面 を先に進めていくと、その処理が正常に終了しない場合があるからです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSを初期設定に戻す方法 「バージョン情報」の章の「問題解決/変更の概要」に書かれていない障害が 発生した場合、BIOSの設定を初期設定(デフォルト)に戻してみるのも一つの 方法です。 BIOSを初期設定に戻す方法は以下の通りです。 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue ThinkVantage button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. F9キーを押します。(Setup Defaults) 5.「Yes」を選び、初期設定に戻します。 6. F10キーを押します。(Save and Exit) 7.「Yes」を選び、保存・終了を行います。 システムの再設定が完了し、システムは自動的に再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のBIOSが提供されています。またそれに対応したエンベッデッ ド・コントローラー・プログラムもそれぞれ用意されています。 (略語) BIOS ID : 管理者用のBIOS識別情報 ECP : エンベッデッド・コントローラー・プログラム BIOS バージョン BIOS ID ECP バージョン --------------- -------- ------------------- 1.23 77ET63WW 1.16 またはそれ以降 1.22 77ET62WW 1.16 またはそれ以降 1.20 77ET60WW 1.16 またはそれ以降 1.19 77ET59WW 1.16 またはそれ以降 1.14 77ET54WW 1.14 1.05 77ET42WW 1.01 または 1.02 1.04 77ET41WW 1.01 または 1.02 1.03a 77ET40WW 1.01 または 1.02 1.02 77ET38WW 1.01 または 1.02 1.01 77ET36WW 1.01 または 1.02 1.00b 77ET35WW 1.01 または 1.02 問題解決/変更の概要 (略語) < > BIOSのバージョンを示します。 ( ) 管理者用のBIOS識別情報を示します。 [重要] 重要な変更を示します。 (新) 新機能または機能の拡張を示します。 (修) 問題の修正を示します。 <1.23> (77ET63WW) (注意)これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.16またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) Microsoft Windows Vistaのサポート。 <1.22> (77ET62WW) (注意)これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.16またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修) DVD, CD-Rなどの光学系ドライブを本体から外している場合、「電源オ プション」のプロパティで「システム スタンバイ」を「なし」に設定 しているにもかかわらず、一定時間何もしないでコンピューターを放 置しておくと、勝手にスタンバイ・モードに入ってしまいそのままコ ンピューターがハングしていることがある。 −(修) バッテリーで動作している状態でUSB1.1 デバイスを接続すると、高音 ノイズが聞こえる。 −(修) 液晶ディスプレイの閉開後、デスクトップ上のアイコンの位置が変わ ってしまうことがある。   (注意) この問題を解決するには、このBIOSを適用後、以下のディスプレイ・ ドライバーを再度インストールする必要があります。 ディスプレイ・ドライバー(INTEL 910GML/915GM/940GML/945GM) バージョン6.14.10.4693 またはそれ以降 <1.20> (77ET60WW) (注意)これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.16またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(修) グローバル・スイッチが切れているとUSBでの起動ができない場合がありました。 −(修) ThinkPadが接続を検出できない外部ディスプレイがあると、プレゼンテーション ディレクターでそのディスプレイへ切り替えることがでませんでした。 −(修) パスワード・リセット・サービスをBIOS Setup UtilityでEnabledに設定した 状態で(BIOS Setup->Security->Password->Password Reset Service)、かつ パスフレーズがDisabledのとき(BIOS Setup->Security->Password->Using Passphrase)、パスワード・リセット・サービスを用いて、POP(パワー・ オン・パスワード)あるいはHDP(ハードディスク・パスワード)のリセット を行う時、登録したパスワードでPOP/HDPがアンロックできない場合が ありました。この問題を修正しました。 <1.19> (77ET59WW) (注意)これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.16またはそれ以降の場合、正常に動作します。 −(新) ThinkPad NumLockのサポート。 BIOS Setup Utilityの次のメニューに、ThinkPad NumLockオプション が追加されました。 Config --> Keyboard/Mouse --> ThinkPad NumLock ThinkPad NumLockの設定 Independent: 外付けキーボードのNumLock(ナム・ロック)の状態とは無関係に、 ThinkPadのNumLockのみを使用不可にできます。ThinkPadのNumLockが 使用可能になっていると、外付けキーボードのNumLockも使用可能にな ります。 Synchronized : ThinkPadと外付けキーボードのNumLockの状態は常に同じになります。 * PC Doctor DOSを実行される場合には、PC Doctor DOS バージョン 2.0.1491以降をお使いください。 −(修) 電源オン時に表示されるIntel Pentium M ProcessorとCentrinoのロゴ の更新。 −(修) ATI ディスプレイ・デバイスのプロパティで、メモリ タイプが正しく 表示されない。(そのままでも機能には問題はありません。) −(修) ドッキング・ステーション内のハードディスクのハードディスク・パ スワードについて、パスワード入力の失敗回数がリセットされないこ とがある。 −(修) ドッキング・ステーション内のハードディスクにあらかじめハードデ ィスク・パスワードが設定されていると、サスペンド・モードに入っ たコンピューターをそのドッキング・ステーションにドッキングさせ た場合、まれにそのハードディスクが認識されないことがある。 −(修) 液晶ディスプレイを閉じて開くと、画面の解像度が800x600に変わって しまうことがある(Intel ビデオ・チップ搭載モデルのみ)。 (注意) BIOSの更新後、ディスプレイ・ドライバーを更新または再導入する必 要があります。その際ディスプレイ・ドライバー(Intel 910GML/15GM) バージョン 6.14.10.4466a またはそれ以降が必要です。 −(修) 内蔵ハードディスクがコンピューターから外れていると、コンピュー ターの起動後 Intel Boot Agent が起動せずに 0200: Failure Fixed Disk 7 エラーが表示されてしまう。 <1.14> (77ET54WW) (注意)これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.14の場合、正常に動作します。 −(新) 65W ACアダプターのサポート。 −(修) BIOS Setup UtilityのStartupメニューで起動デバイスの設定を変更す ると、コンピューターがハングすることがある。 −(修) Windows 2000を起動中に、画面が消えてしまうことがある。 −(修) Fn+F3を押すと、ThinkLight キーボード・ライトが消えてしまう。 −(修) ハードディスクに不具合がある場合、コンピューターがハングするこ とがある。 <1.05> (77ET42WW) (注意)これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 − --- (ThinkPad Z60m ATI Mobility-RADEON X600ビデオ チップ搭載モデル) 新タイプのビデオ・メモリーのサポート。 <1.04> (77ET41WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(修) ワイアレスLAN使用時にスタンバイ・モードに入ると、青画面表示でコ ンピューターがハングすることがある。 <1.03a> (77ET40WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(修) スタンバイ・モードからの復帰時、システムが停止する場合がある。 <1.02> (77ET38WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(修) ウルトラベイに接続している、セカンドHDDアダプターからのデータの 読出しや書込みに失敗する場合がある。 −(修) ハードウェア・プロファイルのプロパティで、ThinkPadアドバンスド・ ドックのシリアル番号が表示されない。 −(修) BIOS オプションの「HV expansion」をOffに設定すると、起動時に ThinkPadのロゴ画面が一瞬小さく表示されることがある。 <1.01> (77ET36WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(修) ThinkPadアドバンスド・ドックにPCI Expressビデオカードを内蔵して いる時、システムが起動しない場合がある。 −(修) PC DoctorプログラムのHardware Event Logs testを実行中に、システ ムが停止する場合がある。 −(修) プレゼンテーション・ディレクターで新しいディスプレイ設定を作る 時に、DVIコネクターを使用できないモデルでも選択できてしまう。 −(修) ハードディスクが特殊な壊れ方をした場合、エラーが表示されるまで に、非常に長い時間がかかる。 −(修) ウルトラベイにセカンドHDDアダプターが挿入されていると、Wake-On- LANで起動した場合、システムが自動的にパワーオフしてしまう。 −(修) システムの起動時、特定のUSBデバイスを検出できない場合がある。 −(修) 新規のUSBデバイスを接続すると、コンピューターの起動時にチェック サム・エラーが表示されることがある。 <1.00b> (77ET35WW) (注意) これは、エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン が1.01または1.02の場合、正常に動作します。 −(新) (第一版) ThinkPad Z60m, Z60tのサポート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動更新の方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存してファイル のダウンロードを完了します。 (BIOSの更新) 5. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンしていることを 確認します。 6. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 7. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 8. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 9. 画面の指示に従います。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 10. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 11. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 12.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターの電源が自動的に切れます。 これで全ての作業は完了です。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール) この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadのBIOSを更新する場合 のみ必要です。 −「手動更新の方法」の章を参照して、ファイルのダウンロードを行います。 − このパッケージで提供されるファイル名(xxxxxxxx.exe)に、-s -a -s オプションを追加してコマンド・ラインで実行します。 (例) [パッケージをダウンロードした先のパス]\xxxxxxxx.exe -s -a -s 更新作業の注意事項は、「手動更新の方法」の章に準じます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 技術情報 (専門的な内容ですので、必要な方のみご利用ください) メモリー空間の情報: <予約領域> コンベンショナル・メモリー内の次のメモリー空間は、BIOSその他によって あらかじめ予約され、使用できません。 C0000-CFFFF : ビデオBIOS D0000-D3FFF : イーサネット用オプションROM (*2) DC000-DFFFF : USB BIOS (*3) E0000-FFFFF : システムBIOS (注意) *2:「Internal Network Option ROM」の設定を「使用不可(Disabled)」に すると、使用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> Network -> 「Internal Network Option ROM」オプション) この場合、WakeOnLAN機能とPXE起動の機能は使用できません。 *3:「USB BIOS Support」の設定を「使用不可(Disabled)」にすると、使 用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> USB -> 「USB BIOS Support」オプション) 使用不可にしても、USB機器をWindowsで使用することはできます。 <使用可能な領域> 次のメモリー空間は、EMM386等のメモリー・マネージャで使用可能です。 D4000-DBFFF 但し、オペレーティング・システムによっては、上記の使用可能な領域から CardBusコントローラその他用にメモリー空間を割り当ててしまいます。 そのアドレスとサイズは、オペレーティング・システムの仕様により異なり ます。 上記で示された情報は、今回提供したBIOSのバージョンでのみ有効です。また 将来のBIOSの更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad と ThinkLight は、Lenovo の登録商標です。 * Access Connections, ThinkVantage と Ultrabay は、Lenovo の商標です。 * IBM は、IBM Corporation の登録商標です。 * ATI と Radeon は、ATI Technologies Inc. の登録商標です。 * Mobility は、ATI Technologies Inc. の商標です。 * Intel, Centrino および Pentium は、Intel Corporation の登録商標です。 * Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の登録商標です。 * Windows Vista は、Microsoft Corporation の商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。