−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェア名 BIOS 対象機種 ThinkPad Z61e, Z61m, Z61p, Z61t (日本での未発表製品も含みます) 対応OS Windows Vista Windows XP (Home Edition および Professional) Windows 2000 バージョン 2.14 発行日 2007年1月15日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ソフトウェアの役割 ThinkPad本体内のBIOS(システム・プログラム、エンベッデッド・コントロ ーラーのプログラムも含みます)を更新します。BIOSを更新することにより、 問題の解決や機能の追加、拡張ができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回の変更内容 [重要な変更]  ありません。 [新機能または機能の拡張] −Microsoft Windows Vistaのサポート。 [問題の解決] −DOS環境でEMM386.EXEがインストールされていると、USBメモリーからDOSを 起動した時にコンピューターがハングしたり、USBメモリー内のファイルが 壊れてしまうことがある。 −(ATI ビデオチップ搭載モデルのみ) バッテリー駆動でDVDを再生していると、 青画面表示でコンピューターがハングすることがある。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョンの確認方法 (A), (B)の2通りの方法があります。 (A) Windowsでの確認 1. Windowsを始動します。 2. ThinkPad 機能設定を起動します。 「スタート」「すべてのプログラム (またはプログラム)」 「ThinkVantage」「ThinkPad 機能設定」の順にクリックします。 3. ThinkPad 機能設定の画面で、「システム情報」アイコンをクリックしま す。 4.「BIOS情報」タブをクリックします。 画面上に、次のバージョン情報が表示されています。 BIOS バージョン エンベッデッド・コントローラー・バージョン 5.「OK」をクリックし、終了します。 (B) BIOS設定での確認 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue ThinkVantage button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. 画面上の次の行に、バージョン情報が表示されています。 BIOS Version : BIOSのバージョン Embedded Controller Version : エンベッデッド・コントローラー・ プログラムのバージョン 5. コンピュータの電源を切り、終了します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注意事項 ありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSの更新方法 (注意) −現在問題なくシステムをお使い頂いている場合は、必ずしもBIOSを更新する 必要はありません。そのままお使いください。 BIOSを更新する必要があるかどうかの判断は、「バージョン情報」の章を参 照してください。 −BIOSの更新作業には、ACアダプター、及び充電済みのバッテリー・パックが 必要です。 −ドッキング・ステーション、またはポート・リプリケーターがコンピュータ ーに接続されている場合、それらを取り外します。 −ご使用の環境によっては、下記のメッセージが表示されることがあります。 その場合は、システムを再起動後、BIOSの更新作業を再度実行してください。 DeviceIoControl() returns 2 オペレーティングシステムを再起動して、 BIOSまたはエンベッデッド・コントローラーの アップデート・ユーティリティを再実行してください。 −RDM (Remote Deployment Manager) または同様の環境下でBIOSを更新する場 合、更新作業に先だってあらかじめ始動パスワードを削除しておきます。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次の3通りの方法があります。 (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 (B) 手動更新 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) (A) ソフトウェア導入支援による自動更新 ソフトウェア導入支援を利用すると、コンピューター内のThinkPad用ソフ トウェアを簡単に最新にすることができます。インターネット上で提供さ れている最新版のソフトウェアを自動的に検索し、ダウンロード、インス トールまでを自動的に実行してくれます。 1. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 2. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンします。 3. Internet Explorerを起動します。 4. ツール バー上の「ソフトウェア導入支援」ボタンをクリックします。(*1) 5. 画面の指示に従います。 「更新パッケージの検出」画面で「インターネット上の最新情報を取得す る」にチェック・マークがついていることを確認してください。 Windowsが自動的に終了し、BIOSアップデート・ユーティリティの画面が表 示されます。 6. メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。 7. 読み終えたら、Escキーを押しメニューに戻ります。 8.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行い ます。 更新の作業が終了すると、コンピューターが自動的に再起動します。 これで全ての作業が完了です。 ヒント *1: ツール バー上に「ソフトウェア導入支援」ボタンが表示されない場合は、 (a) Internet Explorerのメニュー バー上で、「表示」「ツール バー」 「ユーザー設定」の順にクリックします。 (b)「ツール バーの変更」画面の「利用できるツール バー ボタン」のリス トの中からソフトウェア導入支援を選択し、「追加」をクリックします。 (c)「現在のツール バー ボタン」にソフトウェア導入支援が登録されたこ とを確認したら、「閉じる」をクリックします。 もし、「ソフトウェアの更新」ボタンが見当たらない場合は、 −ソフトウェア導入支援自身を更新して (バージョン 2.10.03C2および それ以降)、ツール バーに登録できるようにする。 −手動でソフトウェア導入支援を起動する。 (例)「スタート」「すべてのプログラム (または プログラム)」 「ThinkVantage」「ソフトウェア導入支援」の順にクリックする。 のどちらかを実行してください。 (B) 手動更新 「手動更新の方法」の章を参照してください。 (C) コマンド・ラインによる更新 (Unattended インストール) 「コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール)」の 章を参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 更新作業をスムーズに行うためのヒント BIOSを更新する際に、次のような問題が発生することがあります。 −更新作業中にSTOP ERROR(青画面を背景にしたストップ・エラー)が発生し、 作業が完了しないうちにコンピュータが勝手に再起動していまう、または STOP ERROR画面でハングする。 −「Debug ...」「eFlash Error」ウィンドウ等が表示され、そのまま更新作 業が中断する。 −メイン・メニュー画面で、画面の一部(右側)にゴミが表示されてしまう。 等。 そのような場合は、次のヒントを参照して更新作業を行ってみてください。 1. 使用しているWindowsに必要な最小メモリー(例:Windows Vistaでは512 MB)よりも、なるべく多くのメモリーをコンピュータに搭載する。 2. Windowsが始動してもすぐにBIOSの更新作業を行わない。 Windows スタートアップ、スケジュールで登録されたプログラムの始動・ 実行が完全に終了するまで待つ。(特にアンチ・ウィルス・プログラム等 は始動・実行の完了に時間がかかります。) 3. BIOSの更新作業の前に、なるべく他のプログラムを終了させる(クローズ する)。 4. BIOSの更新作業中にWindows上に表示される「ThinkPad BIOS アップデー ト − InstallShield Wizard」画面で、マウスで「次へ」をクリックす るかわりにキーボードの「Enter」キーを押して画面を先に進める場合は、 適当に間隔を空けてキーを押す(素早くキーを押して行かない)。 この理由は、「InstallShield Wizard」画面の表示中はアップデート・ ユーティリティのプログラムの一部がバックグラウンドで実行されてお り、そのプログラムが終了しないうちに Enter キーを次々と押して画面 を先に進めていくと、その処理が正常に終了しない場合があるからです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− BIOSを初期設定に戻す方法 「バージョン情報」の章の「問題解決/変更の概要」に書かれていない障害が 発生した場合、BIOSの設定を初期設定(デフォルト)に戻してみるのも一つの 方法です。 BIOSを初期設定に戻す方法は以下の通りです。 1. コンピュータの電源を切ります。 2. コンピュータの電源を入れます。 3. 画面左下に To interrupt normal startup, press the blue ThinkVantage button が表示されたら、F1キーを押します。 「BIOS Setup Utility」の画面が表示されるまで待ちます。 パスワードの入力を求められたら、正しいパスワードを入れます。 4. F9キーを押します。(Setup Defaults) 5.「Yes」を選び、初期設定に戻します。 6. F10キーを押します。(Save and Exit) 7.「Yes」を選び、保存・終了を行います。 システムの再設定が完了し、システムは自動的に再起動します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− バージョン情報 (日本での未発表製品/未発表バージョンも含みます) 現在までに次のBIOSおよびエンベッデッド・コントローラー・プログラムが 提供されています。 (略語) BIOS ID : 管理者用のBIOS識別情報 ECP : エンベッデッド・コントローラー・プログラム ECP ID : 管理者用のECP識別情報 全体のバージョン BIOS バージョン(BIOS ID) ECP バージョン(ECP ID) ---------------- ------------------------ ---------------------- 2.14 2.14 (7FET96WW) 1.08 (7FHT26WW) 2.12 2.12 (7FET94WW) 1.08 (7FHT26WW) 2.11 2.11 (7FET93WW) 1.08 (7FHT26WW) 一般提供なし 2.09 (7FET91WW) 1.08 (7FHT26WW) 一般提供なし 2.06 (7FET88WW) 1.08 (7FHT26WW) 一般提供なし 2.04 (7FET86WW) 1.08 (7FHT26WW) 1.13 1.13 (7FET53WW) 1.05 (7FHT23WW) 1.10 1.10 (7FET50WW) 1.04 (7FHT22WW) 1.08 1.08 (7FET48WW) 1.03 (7FHT21WW) 1.06 1.06 (7FET46WW) 1.01 (7FHT19WW) 1.05 1.05 (7FET45WW) 1.01 (7FHT19WW) BIOSとエンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョンを確認す るには、「バージョンの確認方法」の章を参照してください。 問題解決/変更の概要 (略語) < > 全体のバージョンを示します。 BIOS: BIOSのバージョンを示します。 ECP: エンベッデッド・コントローラー・プログラムのバージョン を示します。 [重要] 重要な変更を示します。 (新) 新機能または機能の拡張を示します。 (修) 問題の修正を示します。 <2.14> BIOS: 2.14 / ECP: 1.08 −(新) Microsoft Windows Vistaのサポート。 −(修) DOS環境でEMM386.EXEがインストールされていると、USBメモリーから DOSを起動した時にコンピューターがハングしたり、USBメモリー内の ファイルが壊れてしまうことがある。 −(修) (ATI ビデオチップ搭載モデルのみ) バッテリー駆動でDVDを再生して いると、青画面表示でコンピューターがハングすることがある。 <2.12> BIOS: 2.12 / ECP: 1.08 −(修) (電源ボタンをしばらく押し続けた、サスペンド中のバッテリー切れ、 などの)特別な状況でコンピューターをシャットダウンさせた場合、コ ンピューターの電源を入れても動作しないことがある。 <2.11> BIOS: 2.11 / ECP: 1.08 −(修) スーパーバイザー・パスワードが設定されていると、BIOSをバージョ ン 2.04または2.06に更新中に、スーパーバイザー・パスワードの入力 が必要になる場合がある。 <2.09> BIOS: 2.09 / ECP: 1.08 −(新) (Intel Graphics Media Accelerator 950 搭載モデルのみ) ビデオ メ モリーを最大224MBまでサポート。 (注意) ビデオ メモリーのサイズは常時224MBと表示されますが、実際 は3Dソフトウェアが要求した最大224MBまでの必要なサイズだ け割り当てられます。 <2.06> BIOS: 2.06 / ECP: 1.08 −(修) BIOS バージョン 2.04で、(BIOS Setupなどの)VGAの画面で表示される 色が正しくないことがある。 −(修) 液晶ディスプレイの閉開後、デスクトップ上のアイコンの位置が変わ ってしまうことがある。 (注意) この問題を解決するには、このBIOSを適用後、以下のディスプ レイ・ドライバーを再度インストールする必要があります。 ディスプレイ・ドライバー INTEL 910GML/915GM/940GML/945GM バージョン6.14.10.4693 またはそれ以降 <2.04> BIOS: 2.04 / ECP: 1.08 −(新) 2006年10月発表 ThinkPad Z61e/Z61m/Z61p/Z61t 新モデルのサポート。 −(新) いくつかの横長画面モードのサポート。 −(新) 電源管理の強化。 −(修) Windowsの「コンピュータの装着解除」の手順を正しく行わずにドッキ ング ステーションからコンピューターを取り外した場合、次にホット ドック(*)するとUSBデバイスが認識できないことがある。 (*) コンピュータを動作させたままでドッキング ステーションに取り 付けることです。 −(修)「ハードウェアの安全な取り外し」メニューにネットワーク デバイス が表示されてしまう。 <1.13> BIOS: 1.13 / ECP: 1.05 −(新) Intel Core プロセッサーのマイクロコードを最新版に更新。 −(新) 接続を認識できない外部ディスプレイを接続しても、プレゼンテーシ ョンディレクターで表示可能。 −(修) (ThinkPad Z61pのみ) 画面の解像度が1920x1200でフルカラーの場合、 画面の回転機能が動作しない。 −(修) BIOS Setup Utilityで、パスワード・リセット・サービス (Password Reset Service) オプションをEnabled、かつパスフレーズ (Using Passphrase) オプションをDisabledに設定している場合、パスワード・ リセット・サービスを用いて始動パスワードあるいはハードディスク・ パスワードのリセットを行っても、登録したパスワードでそれらを解 除できないことがある。 −(修) 通信リセット時に、ドッキング ステーション内蔵のハード ディスク にリセットがかからない場合がある。 −(修) ワイヤレス無線スイッチをオフにしていると、USBデバイスからコンピ ューターを起動できない。 −(修) USBコントローラの設定が原因で、スタンバイ時にコンピューターがハ ングすることがある。 −(修) Windowsの「コンピュータの装着解除」の手順を正しく行わずにドッキ ング ステーションからコンピューターを取り外した場合、次にホット ドック(*)するとUSBデバイスが認識できないことがある。 (*) コンピュータを動作させたままでドッキング ステーションに取り 付けること。 −(修) 赤外線デバイスを搭載しないモデルでもデバイスマネージャに赤外線 デバイスが表示されてしまう。 −(修) 充電開始後、しばらくの間バッテリー電圧の確認をしないことがある。 − --- (ThinkPad Z61m ATI Mobility-RADEON X1300/X1400ビデオ チップ搭載 モデルのみ) 新タイプのビデオ・メモリーのサポート。 <1.10> BIOS: 1.10 / ECP: 1.04 −(新) ThinkPad Z61pのサポート。 −(修) 実際に存在しないBluetoothデバイスを誤って見つけることがある。 −(修) ThinkVantage ハードディスク・アクティブプロテクション・システム がセンサーを確認する時、ごくまれにコンピューターがハングする。 <1.08> BIOS: 1.08 / ECP: 1.03 −(新) 1280x768のワイド・パネルのサポート。 −(修) バッテリーによる動作中、DVD再生でコマ落ちが発生する。 −(修) ドッキング・ステーションにキーボード/マウス・コネクタ(Y-Cable) を介して外付けPS/2キーボードを接続すると、予期しないキー入力が 発生することがある。 [予期しないキー入力の例] −カーソル・キーでカーソルを動かしていると、まれに数字(2,4,6,8) が入力されてしまう。 −Shiftキーを押していない状態なのに、キーボードからの入力があた かもShiftキーが押されているかのように変わってしまう。 <1.06> BIOS: 1.06 / ECP: 1.01 −(修) BIOS Setup Utilityにおいて、Infrared DeviceをHiddenと設定しても OS上で使用できてしまう。 <1.05> BIOS: 1.05 / ECP: 1.01 −(新) (第一版) ThinkPad Z61e, Z61m, Z61tのサポート。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 手動更新の方法 WindowsのInternet Explorerを使用する場合を例に説明しています。 警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 画面の指示がない限り、BIOSの更新中に 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 絶対に電源を切ったり、サスペンドしたりしないでください。 BIOSの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボードの交換が必要と なる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店にThinkPadをお持ち いただくことになります。このサービスは有償の場合もあります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (ファイルのダウンロード) 1. Internet Explorerで、インターネット上の目的のファイルをクリックし ます。 2.「ファイルのダウンロード」画面で、「保存」をクリックします。 3.「保存する場所」で「デスクトップ」を選択します。 または他の好きな場所を「保存する場所」で選択します。 4.「保存」をクリックし、画面に従いファイルを一時的に保存してファイル のダウンロードを完了します。 (ファイルの解凍) 5. Windows のデスクトップ画面を表示します。 または、手順 3.で指定した保存場所をエクスプローラで開きます。 6. 手順 4.で一時的に保存したファイルをダブルクリックします。 7.「ファイルの保存場所」画面で、「ファイルを保存するフォルダ」欄に表 示されたフォルダ名を確認・メモしておきます。 8.「次へ」をクリックします。 9.「完了」をクリックし、ファイルの解凍を完了します。 (BIOSの更新) 10. アドミニストレーター特権をもつユーザーIDでログオンしていることを 確認します。 11. コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。 12. エクスプローラを起動し、手順 7.で確認したフォルダを開きます。 13. WINUPTP ファイルをダブルクリックします。 14.「ThinkPad BIOSの更新」を選び、画面の指示に従って更新を行います。 更新の作業が終了すると、「更新が完了しました。」というメッセージが表 示されます。 15. 画面の指示に従ってシステムを再起動します。 これで全ての作業は完了です。 最後に、手順 4.で一時的に保存したファイルを削除しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コマンド・ラインによる更新の方法 (Unattended インストール) この方法は、システム管理者が一度に大量のThinkPadのBIOSを更新する場合 のみ必要です。 −「手動更新の方法」の章を参照して、ファイルのダウンロードと解凍を行 います。 − WINUPTP.EXEに -S オプションを追加してコマンド・ラインで実行します。 (例) [パッケージを展開した先のパス]\winuptp.exe -s 更新作業の注意事項は、「手動更新の方法」の章に準じます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 技術情報 (専門的な内容ですので、必要な方のみご利用ください) メモリー空間の情報: <予約領域> コンベンショナル・メモリー内の次のメモリー空間は、BIOSその他によって あらかじめ予約され、使用できません。 [ATI Mobility Radeon X1300/X1400/FireGL V5200 モデルの場合] C0000-CFFFF : ビデオBIOS D0000-D1FFF : イーサネット用オプションROM (*1) DC000-DFFFF : USB BIOS (*2) E0000-FFFFF : システムBIOS [Intel Graphics Media Accelerator 950 モデルの場合] C0000-CE7FF : ビデオBIOS CE800-D07FF : イーサネット用オプションROM (*1) DC000-DFFFF : USB BIOS (*2) E0000-FFFFF : システムBIOS (注意) *1:「Internal Network Option ROM」の設定を「使用不可(Disabled)」に すると、使用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> Network -> 「Internal Network Option ROM」オプション) この場合、WakeOnLAN機能とPXE起動の機能は使用できません。 *2:「USB BIOS Support」の設定を「使用不可(Disabled)」にすると、使 用可能な領域となります。 (「BIOS Setup Utility」メニューの Config -> USB -> 「USB BIOS Support」オプション) 使用不可にしても、USB機器をWindowsで使用することはできます。 <使用可能な領域> 次のメモリー空間は、EMM386等のメモリー・マネージャで使用可能です。 [ATI Mobility Radeon X1300/X1400/FireGL V5200 モデルの場合] D2000-DBFFF [Intel Graphics Media Accelerator 950 モデルの場合] D0800-DBFFF 但し、オペレーティング・システムによっては、上記の使用可能な領域から CardBusコントローラその他用にメモリー空間を割り当ててしまいます。 そのアドレスとサイズは、オペレーティング・システムの仕様により異なり ます。 上記で示された情報は、今回提供したBIOSのバージョンでのみ有効です。また 将来のBIOSの更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * ThinkPad は、Lenovo の登録商標です。 * ThinkVantage と Ultrabay は、Lenovo の商標です。 * IBM は、IBM Corporation の登録商標です。 * ATI と Radeon は、ATI Technologies Inc. の登録商標です。 * FireGL と Mobility は、ATI Technologies Inc. の商標です。 * Intel は、Intel Corporation の登録商標です。 * Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の登録商標です。 * Windows Vista は、Microsoft Corporation の商標です。 その他の社名、製品名、サービス名は、他社の登録商標、商標またはサービス マークです。