サーバー・マシンの集合の VMRM ゴールの設定

VMRM (VM リソース・マネージャー) パフォーマンス・ゴールは、z/VM 内にある仮想マシンの グループの CPU および I/O リソースのパーセント割合を指定します。 VMRM プロパティーを設定することにより、サーバー・マシンの集合 に Linux ゲスト・システムの VMRM ゴールを 設定し、従って、そのパフォーマンス・ゴールを維持するために VMRM を構成します。

層ごとに VMRM ゴールを指定したり、サーバー・マシンの集合にある すべての Linux ゲスト・システムに対して共通のゴールを指定したりすることができます。

VMRM ゴールは、以下の 2 つの条件が満たされる場合にのみ有効と見なされます。

VMRM 構成ドメインを編集するには、以下のステップを完了します

  1. z/VM システムのサーバー・マシンの集合タスクがまだ開始されていなければ、 操作したい z/VM システムのサーバー・マシンの集合タスクを開始します。
  2. VMRM ゴールを設定するサーバー・マシンの集合を選択します。
  3. 「アクション」「プロパティーの編集」をクリックして 「サーバー・マシンの集合プロパティー」ウィンドウを開き、「VMRM」タブをクリックして 「VMRM」ページを表示します。
  4. 構成ターゲットがサーバー・マシンの集合全体であるのか、または特定の層であるのかを選択します。
  5. 「特定の層」ラジオ・ボタンを選択した場合は、希望の層を選択します。 選択した層のプロパティーが表示されます。
  6. 「CPU」フィールドに、VMRM CPU 速度ゴールを入力します。 この値は、1 から 100 までです。
  7. 「DASD」フィールドに、VMRM DASD (直接アクセス・ストレージ・デバイス) 速度ゴール (I/O 優先順位) を入力します。 この値は、1 から 100 までです。
  8. 「重要性」フィールドにゴールの VMRM 重要性を入力します。 この値は、1 から 10 までです。 相対的に高い値を持つ Linux ゲスト・システムが、リソースが競合する場合に 優先されます。 重要性の値の高いゴールが、VMRM による保守の場合には、より高い優先順位を持ちます。
  9. 「OK」をクリックして、変更した設定を、サーバー・マシンの集合に 現在存在する Linux ゲスト・システムに適用します。他のいずれかのドメイン (スクリプト・ドメインを除く) で設定を変更した場合、 その設定はサーバー・マシンの集合内の Linux ゲスト・システムにも適用されます。 サーバー・マシンの集合タスクは、変更したプロパティーを適用する前に、 古いプロパティーに対して整合性検査を実行します。
  10. 「進行状況表示」ウィンドウに、アクションの進行状況が表示されます。 矛盾がある場合、続行するか停止するかを選択することができます。 停止することによって新しいプロパティーが保管されますが、その構成は適用されません。 操作が完了したら、「クローズ」をクリックして「進行状況表示」ウィンドウをクローズします。
注: いつでも、プロパティー値を変更するかどうかに 関係なく、このページをオープンして「適用」ボタンをクリックし、このドメインのプロパティーを直接 サーバー・マシンの集合にある Linux ゲスト・システムに適用することができます。 詳しくは、「単一ドメイン内のサーバー・マシンの集合プロパティーの直接適用」を参照してください。
注: VMRM について詳しくは、「z/VM パフォーマンス V5R1.0」 (SC24-6109-00) の第 17 章『VMRM SVM Tuning Parameters』を参照してください。

親トピック: サーバー・マシンの集合プロパティーの設定

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