リソース・モニターのしきい値の設定

このトピックでは、IBM Director の リソース・モニターのしきい値の設定方法について説明します。

管理対象システムまたはデバイス上の属性にリソース・モニターしきい値を設定する場合、そのしきい値に達するか、超えると、イベントが生成されます。 大部分のリソース・モニターしきい値は数値ですが、一部のリソース・モニターでは テキスト・ストリングのしきい値を設定できます。 テキスト・ストリングのしきい値を設定する場合は、指定するテキスト・ストリングが モニターされ、テキストが変更されると、イベントが生成されます。

リソース・モニターのしきい値を設定するには、以下のステップに従ってください。

  1. IBM Director コンソールの「タスク」 ペインで、「リソース・モニター」タスクを、モニターしたい管理対象システム、 デバイス、またはグループにドラッグします。
  2. 「リソース・モニター」ウィンドウの「使用可能なリソース」ペインで、 ツリーを展開してから、モニターしたいリソースをダブルクリックします。 そのリソースが、「選択されたリソース」ペインに表示されます。
  3. 「選択されたリソース」ペインで、モニターしたいリソース属性を右クリックします。 次に、個別の管理対象システムまたはデバイスに「リソース・モニター」タスクを ドロップした場合は、「個別しきい値」をクリックし、グループに 「リソース・モニター」タスクをドロップした場合は、「グループしきい値」を クリックします。
  4. 「システムしきい値」ウィンドウで、しきい値に名前を入力し、該当する フィールドに入力します。 デフォルトで、「イベント生成可能」チェック・ボックスが選択されています。 したがって、このウィンドウで設定したしきい値に達するか、超えると、イベントが 生成されます。 イベントが生成されると通知を受け取るようにするには、しきい値イベント・フィルターを 使用するイベント・アクション計画をセットアップする必要があります。

    「値の変更時にイベントを生成」チェック・ボックスを選択する場合、 しきい値を指定できません。 イベントが生成されるのは、指定された属性の値が変更され、 かつ「イベント生成可能」チェック・ボックスが選択されている場合です。

    テキスト・ストリングのしきい値をモニターするには、「しきい値文字列」グループ・ ボックスで「追加」をクリックします。 「文字列しきい値設定の追加」ウィンドウで、モニターしたいテキストを入力し、 リストからイベント・タイプを選択してから、「OK」をクリックします。 「しきい値文字列」グループ・ボックスに、そのテキスト・ストリングと イベント・タイプが表示されます。

  5. 「OK」をクリックします。 しきい値がただちに設定されます。

「リソース・モニター」ウィンドウで個別しきい値を設定すると、 「選択されたリソース」ペインで該当する属性のデータ・セルに、しきい値アイコンが 表示されます。 しきい値の状態が「正常」から「一致」または「超過」に変更されると、IBM Director コンソールでは、 「グループ・コンテンツ」ペインの管理対象システムの隣にアイコンが表示されます。

グループしきい値を設定すると、「選択されたリソース」ペインの「選択されたリソース」列で該当する属性の隣に、しきい値アイコンが表示されます。 選択したグループ内の管理対象システムまたはデバイスでしきい値に到達するか、超える場合、 基準に合った管理対象システムのデータ・セルに、しきい値に到達したことを示す アイコンが表示されます。

次の表に、リソース・モニターの状況アイコンを示します。

表 1. リソース・モニターの状況アイコン
アイコン 説明

しきい値は正常に設定され、正常な状態です
しきい値は正常に設定され、正常な状態です。

しきい値に到達し、イベントが生成されました
しきい値に到達し、イベントが生成されました。

統計が記録されています
統計が記録されています。

モニターが使用不可になりました
モニターが使用不可になりました。

親トピック: システム・リソースのモニター

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