「仮想サーバー・テンプレート」ペイン

「仮想サーバー・テンプレート」ペインを使用して、仮想サーバー・テンプレートを表示 または編集します。

フィールド

「概説」ページ
名前
このフィールドには、テンプレートを記述する語を入力できます。 これは、プロビジョニング・リソース・ツリー内およびテンプレートのリスト内でのテンプレートの名前です。
説明
オプション: このフィールドには、テンプレートの説明を入力できます。 既存の説明を編集および拡張できます。
「設定」ページ
ユーザー ID パターン
z/VM ユーザー ID を生成するためのパターン。 z/VM の場合、z/VM 仮想サーバーはゲスト仮想マシンです。 このテンプレートに基づいて z/VM 仮想サーバーを作成すると、 このパターンに準じたユーザー ID を持つゲスト仮想マシンが作成されます。
ユーザー ID のパターンは、以下のとおりです。
  • 最大 8 文字
  • 英字 (A-Z)、数値 (0-9)、および特殊文字 @ # $ _ (下線) - (ハイフン) で 構成される

    @ # は許可されているが、使用を避ける

  • パターンの可変部分を表す、末尾の * (アスタリスク) で終わることができる

生成されるユーザー ID はすべて、英数字および許可される特殊文字からなる 指定されたベース名で始まります。 末尾の * (アスタリスク) は、ゼロから数えた数字に置き換えられます。 ユーザー ID が生成されると、そのパターンに一致する 最初のフリー ID が割り当てられます。

ワイルドカード文字がカバーする桁数が多いほど、 提供可能な固有のユーザー ID の数が多くなります。 指定されたユーザー ID パターン (ワイルドカードを含む) が 8 文字より少ない場合は、 生成される名前にはゼロが埋め込まれます。

例:
LINUXVS*
LINUXVS0 から LINUXVS9 までの 10 のユーザー ID が提供される
LINUX*
LINUX000 から LINUX999 までの 1000 のユーザー ID が提供される

z/VM コマンド および予約済みのユーザー ID に解決されるパターンを使用しないでください。 詳しくは、「「z/VM® CP コマンドおよびユーティリティー・リファレンス」(SD88-6435)」を参照してください。

パスワード
「ユーザー ID」フィールドの ユーザー ID の 1 から 8 文字の初期パスワード。 初期パスワードを指定する際は、インストール・パスワードの規則に従ってください。 初期パスワードを指定しないと、8 文字のパスワードが自動的に生成されます。 z/VM 仮想サーバーが作成されると、「z/VM 仮想サーバー」ペインの「概要」ページに パスワードが示されます。

このパスワードは、セキュリティーに Resource Access Control Facility (RACF) を 使用しないインストールでのみ適用可能です。 「ユーザー ID」フィールドのユーザー ID で z/VM ゲスト仮想マシンに ログオンするために 3270 端末を使用する場合にのみ、このパスワードが必要となります。

ユーザー・クラス
z/VM システムで z/VM 仮想サーバーに付与する特権を定義します。 1 つ以上の文字からなり、同じ文字を複数回使用することはできません。 文字は、英大文字 (A から Z) または 1 から 6 の範囲の数字 でなければなりません。

クラス A から H は事前定義されていますが、 特定のインストール用にシステム管理者が変更することができます。 残りのクラスは常にインストール固有のものです。 詳しくは、「CP Planning and Administration」 (SC24-6083) で第 16 章『Redefining Command Privilege Classes』を参照してください。

プロトタイプ
拡張オプション: ご使用の z/VM 仮想サーバーで使用されるデフォルト のセットを指定します。 このウィザードで指定した値は、参照されたプロトタイプの値をオーバーライドします。

z/VM ディレクトリー・マネージャーとして z/VM Directory Maintenance Facility (DirMaint) を使用している場合、 詳しくは、「z/VM ディレクトリー保守機能 コマンド・リファレンス」(SD88-6458) の DIRMaint Add コマンドを参照してください。

プロセッサー数
システムに割り当てられている仮想プロセッサーの数。 複数のプロセッサーを割り当てると、実際の複数のプロセッサーのアベイラビリティーに 関係なく、複数のプロセッサーを必要とするマルチタスキングが可能になります。 値は 1 から 64 までの整数でなければなりません。
初期メモリー・サイズ
z/VM 仮想サーバーが開始されたときに割り当てられるメモリーの量。

64 KB からアーキテクチャーの制限である 16 EB までの任意の量の初期メモリーを 割り当てることができます。 デフォルトは 512 MB です。

この値では、数値の後に文字 K (キロ)、M (メガ)、G (ギガ)、または T (テラ) の いずれかを続ける必要があります。 使用可能な実ストレージおよび仮想ストレージについて、 ハードウェア機能範囲内のメモリーを必ず割り当ててください。

例: 「256K」を 指定すると、256 KB = 262 144 バイトの仮想メモリーが 割り振られます。

最大メモリー・サイズ
z/VM 仮想サーバーが z/VM から要求できるメモリーの最大量。

最大メモリー・サイズは初期メモリー・サイズ以上でなければなりません。 この値では、数値の後に文字 K (キロ)、M (メガ)、G (ギガ)、または T (テラ) の いずれかを続ける必要があります。 使用可能な実ストレージおよび仮想ストレージについて、 ハードウェア機能範囲内のメモリーを必ず割り当ててください。

例: "1G" を指定すると、z/VM 仮想サーバーが要求できる メモリーの量が 1 GB = 1 073 741 824 バイトに 制限されます。

保管
いずれかのノートブック・ページに加えた変更をすべて保管します。
最新表示
すべてのノートブック・ページのすべてのフィールドを その現行値で最新表示し、まだ保管されていない変更を廃棄します。

関連タスク
仮想サーバー・テンプレートのパラメーターの編集
仮想サーバー・テンプレートのコピー
仮想サーバー・テンプレートの表示

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