z/VM センター

z/VM センターを使用して、実際の IBM IBM System z9 および eServer zSeries ハードウェアおよび z/VM ハイパーバイザーに基づく仮想ハードウェア上で、Linux システムのプロビジョンを 行います。

z/VM センターは次のタスクを提供します。
仮想サーバー配置
z/VM 仮想サーバーおよびオペレーティング・システムのテンプレートの保守に役立ちます。 テンプレートを使用して、Linux ゲスト・システムを作成 および廃棄することができます。 Linux ゲスト・システムとは、Linux がインストールされている z/VM ゲスト仮想マシンのことです

「仮想サーバー配置」タスクを使用して、個別の z/VM 仮想サーバーと オペレーティング・システム・インスタンスを管理し、テンプレートと Linux ゲスト・システムを サーバー・マシンの集合で使用するようにセットアップします。

サーバー・マシンの集合
Linux ゲスト・システムの構成と、多層アプリケーションをサポートできる Linux ゲスト・システムのグループのセットアップに役立ちます。 「サーバー・マシンの集合」タスクは、仮想サーバー配置を基に構築されます。

サーバー・マシンの集合を使用して、構成が類似する複数の Linux ゲスト・システムを 管理し、仮想サーバー配置によってセットアップされている Linux ゲスト・システムを 複製します。

アイコン 「z/VM
センター」アイコン (z/VM センター)、「仮想サーバー配置」アイコン (仮想サーバー配置)、「サーバー・マシンの集合」アイコン (サーバー・マシンの集合)
サポートされている IBM Director オブジェクト レベル 0、レベル 1、およびレベル 2 管理対象システム

z/VM 管理の容易性アクセス・ポイントは、レベル 2 管理対象システムであることが必要です。

サポートされているオペレーティング・システム
  • SUSE LINUX Enterprise Server 9 (IBM System z9、zSeries および S/390 用)
  • Red Hat Enterprise Linux AS バージョン 4.0 (IBM System z9、zSeries および S/390 用)

詳しいオペレーティング・システム・サポート情報については、 IBM Director インフォメーション・センター (publib.boulder.ibm.com/infocenter/eserver/v1r2/topic/diricinfo/fqm0_main.html) を参照してください。

アベイラビリティー z/VM センターは、次のオファリングに含まれる IBM Director のオプショナル機能として使用可能です。
  • Virtualization Engine Systems Edition for Linux on System z9 and zSeries
  • Virtualization Engine Systems Edition for iSeries
z/VM Center は、以下とともに配布された IBM Director の Web ベース拡張機能として使用可能です。
  • Virtualization Engine Systems Edition for eServer p5
  • Virtualization Engine Systems Edition for xSeries and BladeCenter

この拡張機能は、IBM Support Web サイト www.ibm.com/servers/eserver/xseries/systems_management/ibm_director/ からダウンロードできます。

z/VM センターを使用するには、ライセンス・キーを購入して インストールする必要があります。詳しくは、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/eserver/v1r2/topic/diricinfo/vsd0_t_prepare.html にある、 IBM Director インフォメーション・センターの z/VM センターのセットアップ情報 を参照してください。

必要なハードウェアまたはハードウェアの制限 IBM System z9 または eServer zSeries
必要なソフトウェア
  • z/VM 5.2 または z/VM 5.1
  • パフォーマンスを向上させるためには、IBM Enterprise Storage Server FlashCopy2 が推奨されます。
  • z/VM ディレクトリー保守プロダクト (本資料の作成時点では、APAR VM63700 および VM63733 を適用した DirMaint FL510)
  • CPINT
    • CPINT RPM は、SUSE LINUX Enterprise Server 9 に付属しています。
    • Red Hat Enterprise Linux AS の場合、この RPM を http://linuxvm.org/Patches からダウンロードできます。 詳しくは、 IBM Director インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/eserver/v1r2/topic/diricinfo/vsd0_r_zvmctr_task.html) で z/VM センターの拡張機能についての記述を参照してください。
      注: Red Hat Linux AS にこの RPM をインストールすると、 配布のためのサポート契約に影響する場合があることに注意してください。

最新情報については、IBM Director 5.10 インフォメーション・センター http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/eserver/v1r2/topic/diricinfo/fqm0_main.html を参照してください。

必要なプロトコル なし
必要なデバイス・ドライバー なし
大量構成サポート いいえ
スケジューラー・サポート いいえ
このタスクに関連するファイル z/VM センターには、マスター Linux を作成するために Linux にインストールする必要がある、zVMPersonalizationversion.rpm というファイルが含まれています。 マスター Linux は Linux インスタンスを複製するための開始点です。 上記の version は、ファイル・バージョン仕様を表しています。
このタスクで生成されるイベント なし
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