SSL ポートの変更

デフォルトで、SSL は IBM Director コンソールへの接続で使用可能になっています。 使用する SSL ポートを変更する必要がある場合、TWGServer.prop ファイルおよび TWGConsole.prop ファイルを編集することができます。

次の表に、TCP および SSL 通信のためのデフォルトのポートを示します。
通信タイプ デフォルトのポート番号
IBM Director コンソールの TCP 通信 2033
DIRCLI の TCP 通信 2044
IBM Director コンソール および DIRCLI の SSL 通信 4066
管理サーバーと管理コンソールの間での通信に使用するポートを変更するには、各システムにある TWGServer.prop ファイルと TWGConsole.prop ファイルを変更する必要があります。 IBM Director サーバーIBM Director コンソールを デフォルトの場所にインストールした場合は、これらのファイルは以下のディレクトリーにあります。
i5/OS の場合 /QIBM/UserData/Director/data/
Linux および AIX の場合 /opt/ibm/director/data/
Windows の場合 c:¥Program Files¥IBM¥Director¥data
c は、IBM Director がインストールされているハード・ディスクのドライブ名です。

管理サーバーと管理コンソールの間での通信に使用する SSL を変更するには、以下のステップに従ってください。

  1. ASCII テキスト・エディターまたは i5/OS™ EDTF (ファイルの編集) コマンドを使用して、管理サーバーにある TWGServer.prop ファイルをオープンします。
  2. IBM Director コンソール および DIRCLI 接続に 使用するポートを変更するには、以下のステートメントを編集します。
    DIRCLI TCP 接続用ポートを変更する場合
    twg.cli.gateway.link.1.initparam=PortNumber
    IBM Director コンソール TCP 接続用ポートを変更する場合
    twg.gateway.link.1.initparam=PortNumber
    DIRCLI SSL 接続用ポートを変更する場合
    twg.cli.gateway.link.2.initparam=PortNumber
    IBM Director コンソール SSL 接続用ポートを変更する場合
    twg.gateway.link.2.initparam=PortNumber

    PortNumber はポートを示します。

  3. TWGServer.prop ファイルを保管してクローズします。
  4. IBM Director サーバーを停止し、再始動します。
  5. ASCII テキスト・エディターまたは i5/OS EDTF (ファイルの編集) コマンドを使用して、管理コンソールにある TWGConsole.prop ファイルをオープンします。
  6. ステップ 2 で TWGServer.prop ファイルに行った変更と同じ変更を行います。
  7. TWGConsole.prop ファイルを保管してクローズします。
  8. IBM Director コンソールを停止し、再始動します。

親トピック: IBM Director コンソール および IBM Director サーバー の SSL 設定の構成

(C) Copyright IBM Corporation 1999,2005. All Rights Reserved.