「z/VM 仮想サーバー配置」ウィンドウ

このトピックには、「z/VM 仮想サーバー配置」ウィンドウと、そのメニュー、ペイン、および ナビゲーション・ツリーに関する情報があります。

「z/VM 仮想サーバー配置」ウィンドウを使用して、z/VM 仮想サーバーを管理します。 z/VM システムの場合、z/VM 仮想サーバーは z/VM センター制御のゲスト仮想マシン です。

また、テンプレートを管理するためにも z/VM 仮想サーバー配置」ウィンドウを使用します。 新しい z/VM 仮想サーバーを作成するためのテンプレートと、z/VM 仮想サーバー上に オペレーティング・システム・インスタンスを作成するためのテンプレートがあります。

新しい z/VM 仮想サーバーを、そこにインストールされているオペレーティング・システムを含めて配置するには、 まず、仮想サーバー・テンプレートを使用して z/VM 仮想サーバーの新しいインスタンスを作成します。 次に、オペレーティング・システム・テンプレートを使用して、 オペレーティング・システム・インスタンスを新しい z/VM 仮想サーバーに作成します。

不要になった z/VM 仮想サーバーは、 再配置に利用したすべてのリソース (ディスク・スペース、メモリー、プロセッサーの容量など) を 解放するために削除することができます。

ペインおよびリソース・ツリー

「仮想サーバー配置」ウィンドウには、次の 3 つのペインがあります。
z/VM システム・リソース・ツリー
z/VM システム・リソース・ツリーには、z/VM 仮想サーバー、既存の z/VM 仮想サーバー、 および各 z/VM 仮想サーバーにインストールされたオペレーティング・システム・インスタンスのホストとして 機能する z/VM システムが含まれています。

「z/VM 仮想サーバー」ノードを展開して、z/VM システム上のすべての z/VM 仮想サーバーを表示します。 各 z/VM 仮想サーバーの下には「オペレーティング・システム」ノードがあります。 z/VM センターが z/VM 仮想サーバーにインストールされたオペレーティング・システム・インスタンスを 認識している場合は、「オペレーティング・システム」ノードの下にそのオペレーティング・システム・インスタンスの ノードがあります。

プロビジョニング・リソース・ツリー
プロビジョニング・リソース・ツリーには、使用可能な z/VM 仮想サーバー・テンプレート、 オペレーティング・システム・テンプレート、およびディスク・プールが含まれています。

「仮想サーバー・テンプレート」ノードを展開して、すべての仮想サーバー・テンプレートを表示します。 「オペレーティング・システム・テンプレート」ノードを展開して、 すべてのオペレーティング・システム・テンプレートを表示します。「ディスク・プール」ノードを展開して、 ご使用の z/VM 仮想サーバーおよびテンプレートのディスク・ストレージ要件を満たすために 使用できるすべての z/VM ディスク・プールを表示します。

右側のペイン
右側のペインは使用可能なものが多数ありますが、 一度に表示されるものはそのうちの 1 つのみです。 表示される右側のペインは、z/VM システム・リソース・ツリーまたは プロビジョニング・リソース・ツリーでどのリソースを選択したかによって異なります。

特定のリソース・インスタンスでは、 ペインに、インスタンス固有のデータ、「最新表示」ボタン、 および「保管」ボタンがあります。 「保管」を使用すると、加えた構成の変更を保管することができます。「最新表示」を使用すると、ペインの内容が現在のデータで更新されます。

リソース・インスタンスをグループ化している 多くのコンテナー・エレメントでは、そのコンテンツ領域に、 含まれているリソース・インスタンスがリストされ、 新しいインスタンスをコンテナーに追加できるようにする「新規」ボタンがあります。

メニュー

以下のリストでは、「仮想サーバー配置」ウィンドウのメニュー・バーに含まれている すべてのメニュー項目について説明します。 左側のペインのリソース・ツリーで選択されたリソースのタイプおよび状況に応じて、 個々のメニュー項目は、選択可能な場合と選択可能でない場合があります。
アクション(A)
ヒント: リソース・ツリーで、リソースを選択してから、 右クリックすることによって、 その特定のリソースに関係する すべての「アクション」メニュー項目を表示することができます。
新規(N)
z/VM 仮想サーバーに新しいテンプレート、新しい z/VM 仮想サーバー、 またはオペレーティング・システム・インスタンスを作成します。
最新表示(F)
リソース・ツリーで選択されている項目の情報を最新表示します。 「最新表示」を使用すると、 まだ保管していない構成変更を廃棄することができます。
保管(S)
右側のペインに表示されたデータに加えられた変更を保管します。変更を保管すると、その変更が有効になります。
削除(D)
テンプレートまたは z/VM 仮想サーバーを削除します。
コピー(C)
z/VM 仮想サーバー・テンプレートをコピーします。
アクティブ化(A)
z/VM 仮想サーバーを開始します。z/VM センターが z/VM 仮想サーバーにあるオペレーティング・システムを 認識している場合は、「アクティブ化」を実行すると、 このオペレーティング・システムもブートされます。
非アクティブ化(E)
z/VM 仮想サーバーを停止します。該当する場合、「非アクティブ化」を実行すると、 オペレーティング・システムがシャットダウンされます。 指定された時間内にシャットダウンが完了しない場合は、 強制的にオペレーティング・システムが停止されます。
機能しているオペレーティング・システムで標準のシャットダウンが行われるように、 時間間隔を設定してください。 QUERY SIGNAL SHUTDOWN 制御プログラム・コマンドを発行して、z/VM におけるこの時間間隔を照会できます。 必要な場合、SET SIGNAL SHUTDOWN コマンドを使用して時間間隔を変更することが可能です。 詳しくは、「「z/VM® CP コマンドおよびユーティリティー・リファレンス」(SD88-6435)」を参照してください。

オペレーティング・システムの登録(R)
z/VM センター以外でインストールされたオペレーティング・システム・インスタンスを z/VM センターで扱えるようにします。
オペレーティング・システムの再登録
たとえば、z/VM センター外部でオペレーティング・システム・インスタンスに適用した 変更内容を反映させるために、オペレーティング・システム・インスタンスに関して z/VM センターが 保有する構成データに対する更新を許可します。
オペレーティング・システムの登録解除
オペレーティング・システム・インスタンスに関して z/VM センターが保有する すべてのナレッジを除去します。
終了(X)
「仮想サーバー配置」タスクを終了します。
編集(E)
「編集」メニュー項目を使用して、右側のペインの読み取り/書き込みフィールド内のテキストを 編集することができます。
切り取り(T)
強調表示されてテキストを削除し、クリップボードに保管します。
コピー(C)
強調表示されたテキストをクリップボードにコピーします。
貼り付け(P)
クリップボードからテキストを挿入します。
ヘルプ(H)
仮想サーバー配置
「仮想サーバー配置」タスクに関するヘルプ情報を表示します。
製品情報(A)
z/VM センターでバージョンおよび著作権情報を表示します。
索引(I)
IBM Director のヘルプ索引を表示します。

関連タスク
仮想サーバー配置タスクの開始

関連資料
仮想サーバー配置

(C) Copyright IBM Corporation 1999,2005. All Rights Reserved.