IBM Director コマンドライン・インターフェースの起動

コマンドライン・インターフェースを使用して、多くの IBM Director 機能に 直接アクセスします。

IBM Director コマンドライン・インターフェース (CLI) は、IBM Director への 重要な基本インターフェースです。 これは、簡単なタスクを直接実行するための効率的な方法として、またはより高いレベルの ゴールを達成するための組み込み可能でスクリプト可能なフレームワークとして 使用することができます。

注: IBM Director CLI は、 使用すべきでない dircmd 実行可能ファイルで以前使用可能だったコマンドのサブセットのために バージョン 5.10 でのサポートを提供します。

IBM Director コマンドライン・ インターフェースにアクセスするには、以下のステップに従ってください。

  1. IBM Director スーパーユーザーとして 管理サーバーにログインします。 直接ログインするか、telnet、SSH、または RSH を使用してリモートでログインします。 コマンドライン・アクセスは IBM Director スーパーユーザーにのみ 制限されており、IBM Director コマンドライン・インターフェースの 実行可能ファイル (dircli) は、IBM Director サーバーとともにのみ インストールされます。
  2. 実行するコマンドを入力します。
    汎用コマンドの構文は、次のとおりです。
    構文図を読む構文図をスキップする
    >>-+-------------------------------------+----+---------------+--command----+--------------------+-><
       '-dircli----+-----------------------+-'    '-bundle--+---+-'             '-command_parameters-'
                   '-management_parameters-'                '-/-'
    
    
    dircli
    dircli キーワードは、以下の両方が true である場合はオプションです。
    • コマンドが UNIX または Linux プラットフォームで実行されている
    • コマンドがそのプラットフォームで固有である
    これらの条件が満たされる場合は、シンボリック・リンクが IBM Director サーバーの インストールに定義されます。 このシンボリック・リンクにより、ユーザーは dircli キーワードを省略することができます。
    management_parameters
    management_parameters は、主として、 前のバージョンの IBM Director で インプリメントされた dircmd 実行可能ファイルを使用してコマンドラインで 実行する場合と構文上で互換性を保つために保持されています。
    bundle
    bundle はコマンド・バンドルを指定し、通常、dircmd を介して 以前使用可能であった、現在保持されているコマンドとともに、または CLI に対する拡張のために使用されます。
    command
    command は dircli コマンドの 1 つ、または dircmd を介して 以前使用可能であった、現在保持されているコマンドの 1 つです。 各コマンドに固有の構文は、そのコマンドの参照トピックに記述されています。
    command_parameters
    command_parameters は、実行されているコマンドに固有です。

CLI コマンド出力は STDOUT に送信されます。 エラーは STDERR に送信されます。

実行されるすべての CLI コマンドは、次の情報で監査されます。
  • 実行ユーザー
  • タイム・スタンプ
  • コマンド
  • コマンド引数
  • 戻りコード
  • コマンドの実行にかかる時間
ログは、IBM_Director_Base_Directory¥log¥CLI¥Log.txt ファイルに ASCII テキストとして 保管されます。 IBM Director サーバーが 再始動されるたびに、Log.txt ファイルが log.bk にバックアップされ、 新しいログが作成されます。

以下の例はすべて、Unix プラットフォームで accessmo コマンドを実行します。
dircli accessmo -n webserver
dircli managedobject/accessmo -n webserver
dircli managedobject accessmo -n webserver
accessmo -n webserver

親トピック: IBM Director インターフェースへのアクセス

関連資料
IBM Director CLI (dircli)

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