管理対象システムの資産情報の構成

このトピックでは、管理対象システムの資産情報を構成する方法について説明します。 システム・ユーザー、リース、および保証に関する情報を構成することができます。 また、最高 5 つのユーザー定義フィールドに、データを指定することもできます。 リースまたは保証の終了日を指定すると、その日になると警告イベントが生成されます。

資産情報を構成するには、以下のステップに従ってください。
  1. IBM Director コンソールの「タスク」ペインで、管理対象システム上に「Asset ID」™タスクをドラッグします。 主要なシステム・コンポーネントのシリアル番号の情報が、「Asset ID™」ウィンドウの「シリアル化」ページに表示されます。
  2. システム情報を構成するには、「システム」タブをクリックします。 以下の情報が「システム」ページに表示されます。
    • システムのホスト名
    • MAC アドレス
    • オペレーティング・システム
    • UUID (Universal unique identifier)
    • システムに関連した Remote Deployment Manager (RDM) プロファイル (該当する場合)
    「RDM プロファイル」フィールドは、変更可能な唯一のフィールドです。
  3. ユーザー情報を構成するには、「ユーザー」タブをクリックします。 「ユーザー」ページでは、システム・ユーザーに関する以下の情報を指定することができます。
    • 名前
    • 電話番号
    • 場所
    • 部門
    • 位置
  4. リース情報を構成するには、「リース」タブをクリックします。 「リース」ページでは、以下の情報を指定することができます。
    • リース開始日
    • リース終了日
    • リース期間 (月数)
    • リース金額
    • システムをリースした会社の名前
    リースの終了日を指定すると、リースが終了するときに警告イベントが生成されます。
  5. 資産情報を構成するには、「資産」タブをクリックします。 「資産」ページでは、以下の情報を指定することができます。
    • システムを購入した日付
    • システムの最終棚卸日
    • 資産番号
    システムに RFID (Radio-Frequency Identification) 番号が付いている場合、 その番号がこのページに表示されます。
  6. カスタム・データ・フィールドを構成するには、「個人情報設定」タブ をクリックします。 カスタム情報は、「個人情報設定」ページの最高 5 つのユーザー定義フィールドに指定できます。
  7. 保証情報を構成するには、「保証」タブをクリックします。 ここで指定する情報は、インベントリー・コレクションの実行中に収集されます。 「インベントリー」タスクを使用して情報を表示したり、動的グループを作成して保証情報を管理することができます。 「保証」ページでは、以下の情報を指定できます。
    • 保証期間 (月数)
    • システムの費用
    • 保証終了日
    保証の終了日を指定すると、保証期間が切れたときに警告イベントが生成されます。
  8. 「適用」をクリックします。
  9. 「Asset ID」をウィンドウをクローズします。
指定された情報が、EEPROM に書き込まれます。 拡張資産情報域 (EAIA) に対して使用可能にされていないシステムの場合、この情報はデータ・ディレクトリーの asset.dat に書き込まれます。 asset.dat は、IBM Director がアンインストールされると削除されます。

親トピック: 資産情報の管理

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