サーバー・マシンの集合の開始/終了スクリプトの設定

スクリプト・プロパティーを設定することにより、 サーバー・マシンの集合に参加する Linux ゲスト・システムで実行される 開始スクリプトまたはサーバー・マシンの集合から 出て行く Linux ゲスト・システムで実行される 終了スクリプト、あるいはその両方を指定できます。

スクリプトとは、サーバー・マシンの集合層に 配置された Linux ゲスト・システムに対して、 特定の環境またはアプリケーションを構成するためにユーザーによって追加されたコードです。 スクリプトは、Linux ゲスト・システムまたは Director サーバー (スクリプトは、ここから Linux ゲスト・システムに送信されて 実行されます) に常駐することができます。

スクリプト構成ドメインを編集する には、以下のステップを完了します

  1. z/VM システムのサーバー・マシンの集合タスクがまだ開始されていなければ、 操作したい z/VM システムのサーバー・マシンの集合タスクを開始します。
  2. スクリプトを適用するサーバー・マシンの集合を選択します。
  3. 「アクション」「プロパティーの編集」をクリックして 「サーバー・マシンの集合プロパティー」ウィンドウを開き、「スクリプト」タブ をクリックして「スクリプト」ページ を表示します。
  4. 構成ターゲットがサーバー・マシンの集合全体であるのか、または特定の層であるのかを選択します。
  5. 「特定の層」ラジオ・ボタンを選択した場合は、ターゲット層を選択します。 選択した層のプロパティーが表示されます。
  6. 「開始ゲスト」の場合、「スクリプトの常駐先」フィールドで「サーバー」または「ゲスト」を選択します。
  7. 「スクリプト・パス」フィールドにスクリプトの場所を入力します。 パスが / または ¥ で始まる場合は、絶対パスと見なされます。 それ以外の場合は、IBM Director データ・ディレクトリーに相対的なスクリプト・パスであると想定されます。
  8. 「スクリプト・パラメーター」フィールドに、スクリプトのパラメーターのリストをブランク・スペースで区切って入力します。 二重引用符 (") で囲まれたブランクで区切られた語句は、単一のパラメーターと見なされます。
  9. 「終了ゲスト」の場合、「スクリプトの常駐先」フィールドで「サーバー」または「ゲスト」を選択します。
  10. 「スクリプト・パス」フィールドにスクリプトの場所を入力します。
  11. 「OK」をクリックします。 構成したスクリプトが、サーバー・マシンの集合に参加するか、 またはそこから出て行く Linux ゲスト・システムに適用されます。 他のいずれかのドメイン (スクリプト・ドメインを除く) で設定を変更した場合、 その設定はサーバー・マシンの集合内の Linux ゲスト・システムにも適用されます。
  12. 「ゲスト選択」ウィンドウで、再構成を適用する Linux ゲスト・システムを 選択し、「はい」をクリックします。
  13. 「進行状況表示」ウィンドウに、アクションの進行状況が表示されます。 操作が完了したら、「クローズ」をクリックして「進行状況表示」ウィンドウをクローズします。
注: いつでも、プロパティー値を変更するかどうかに 関係なく、このページをオープンして「適用」ボタンをクリックし、このドメインのプロパティーを直接 サーバー・マシンの集合にある Linux ゲスト・システムに適用することができます。 詳しくは、「単一ドメイン内のサーバー・マシンの集合プロパティーの直接適用」を参照してください。

親トピック: サーバー・マシンの集合プロパティーの設定

(C) Copyright IBM Corporation 1999,2005. All Rights Reserved.