このトピックでは、IBM® Director の「イベント・ログ」ウィンドウについて説明します。
概要
イベント・ログを
使用すると、IBM
Director サーバーが受け取り、処理したイベントを表示することができます。
また、イベントを選択し、そのイベントのフィルターを作成することもできます。
メニュー・バー
- ファイル >
- エクスポート >
- テキスト・ファイル (.TXT)
- 選択したイベントをテキスト・ファイルにエクスポートします。
- XML 文書 (.XML)
- 選択したイベントを XML 形式のファイルにエクスポートします。
- HTML 文書 (.HTML)
- 選択したイベントを HTML 形式のファイルにエクスポートします。
- 印刷 >
- イベント
- イベントのリストを印刷します。
- イベント詳細
- 「イベント詳細」ペインに表示されているイベント詳細を印刷します。
- クローズ
- このダイアログをクローズするには、このオプションを選択します。
- 編集 >
- これらの種類のデータを保管します。
- 削除
- 選択されたイベントを「イベント」リストから削除します。
- すべて選択
- ログ内のエントリーをすべて選択します。
その後で、ツールバーの「削除」アイコンを使用して、ログからエントリーをすべて削除することができます。
- 選択をすべて解除
- ログ中のすべての項目をリセットします。
- 表示 >
- 最新表示
- 表示済み項目を更新します。
最新表示は、イベント・ログが最初に表示された後、または最後に最新表示した後に発生したイベントの確認に役立ちます。
- 縦に分割 (デフォルト)
- ウィンドウ・ペインを左右に分割します。
- 横に分割
- ウィンドウ・ペインを上下に分割します。
- オプション
- イベント・フィルターの編集
- 単純イベント・フィルターを作成できます。
- 時刻範囲の設定
- イベントを表示する期間の時間数、日数、または週数を指定します。
デフォルトは 24 時間です。
- ログ表示カウントの設定
- 表示するイベント・エントリーの数を指定します。 デフォルトは 100 エントリーです。
- カラーのカスタマイズ >
- 特定の重大度またはカテゴリーのイベントを強調表示するカラーを指定できるようにします。
- 重大度 >
- カラー選択の適用先のイベント重大度レベルを選択します。
「重大度レベル」ウィンドウのカラーの選択では、
選択した重大度レベルをもつイベント項目に適用したいカラーを選択します。
- カテゴリー >
- カラー選択の対象となるカテゴリーを選択します。カテゴリーは、イベントがアラート状態から解決状態に、
または解決からアラートに変化する時点を示すオプションとしてリストされます。
フィールド
- イベント (イベント数)
- このペインには、表題に示されている期間に受け取ったイベントがリストされます。デフォルト値
(過去 24 時間) は、間隔を変更すると変更されます。
- 日付
- イベントが生成されたカレンダー日付を示します。
- 時刻
- イベントが生成された時刻を識別します。
- イベント・タイプ
- ツリー (階層) の形式の起点情報と詳細記述を提供します。
たとえばイベント・タイプ Director.CPU.Threshold は、システムで CPU しきい値が満たされ、
これを知らせるためにイベントが生成されたことを示します。
- イベント・テキスト
- イベントの原因を示します。
場合 (SNMP トラップなど) によっては、テキストが使用可能になりません。
- システム名
- イベントが生成されたシステムの名前を示します。
- 重大度
- イベントの重大度レベルを識別します。
- 致命的
- イベントのソースがすでにプログラム障害を起こしていて、
プログラムを再始動する前に解決しなければなりません。
- クリティカル
- イベントのソースはプログラム障害の原因となるもので、直ちに解決する必要があります。
- マイナー
- イベントを発行したアプリケーションが、このイベントのソースは直ちにプログラム障害の原因となるものではないが、
解決する必要があることを示す重大度レベルを割り当てています。
- Warning (警告)
- イベントのソースは必ずしも問題になるものではないが、調査の必要があります。
- 無害
- イベントは単なる通知で問題が起こる可能性はないことを示します。
- 不明
- イベントを生成したアプリケーションが重大度レベルを割り当てていません。
- カテゴリー
- イベントの状況。
カテゴリーは次のとおりです。
- アラート
- 問題を示しています。
- 解決
- 問題が解決され、もはや問題でなくなっていることを示しています。
- グループ名
- イベントが生成されたグループの名前を示します。
イベントがグループ・イベントでないと、これはブランクです。
- 送信側名
- イベントを IBM Director サーバーに送信した、送信元を示します。
たとえば、SNMP イベントはトラップ・ソースの IP アドレスをリストします。
大部分のイベントは IBM Director サーバーが
生成するので、通常このフィールドには IBM Director サーバーの
システム名が入ります。
- 帯域
- イベントが帯域内であったか帯域外であったかを識別します。
- イベント詳細
- 選択されたイベントの詳細を表示します。キーワード値の説明については、イベント
( ) の項にリストされたカテゴリーを参照してください。
SNMP、CIM、DMI、NT などの一定タイプのイベントについては、
イベント詳細キーワードの下に、拡張属性と呼ばれる追加のキーワードと値がリストされます。
このデータ特定の本質のために、詳細記述はここに組み込まれていません。
拡張属性が IBM Director サーバー に送信されると、
「イベント・フィルター・ビルダー」ウィンドウの「拡張属性」タブを使用して、
拡張属性にフィルターに掛けることができるようになります。