このトピックでは、IBM Director で「InstallShield パッケージ」ウィザードを使用する方法について説明します。
ソフトウェアをインポートし、インストール・プログラムとして InstallShield Professional を使用する アプリケーション用のソフトウェア・パッケージをビルドする場合に、このウィザードを使用します。 Windows 用の InstallShield Professional 5、6、または 7 を使用するソフトウェアのパッケージを作成できます。 InstallShield Professional は、無人インストールを許可および実行するため、インストール中に 応答ファイルを必要とします。 インストールを記録、またはエディターを使用することによって応答ファイルを作成できます。 このウィザードを使用して作成されたソフトウェア・パッケージは、Windows で稼働している 管理対象システムにしか配布できないことに注意してください。
大部分のアプリケーションで、そのインストール・プログラムとして InstallShield Professional が使用されることは資料に記載されていません。 アプリケーションが InstallShield Professional を使用するかどうかを判別するには、インストール EXE ファイル (通常、setup.exe) を開始してください。 最初のウィンドウ (標準の「InstallShield Setup」ウィンドウ) が開いたら、そのウィンドウを最小化し、タスクバーを 右クリックして、「About」をクリックします。
このウィンドウに InstallShield という語が表示される場合、ソフトウェア・パッケージのビルドに「ソフトウェア配布」タスクの 「InstallShield パッケージ」ウィザードを使用してください。
次に、配布したいソフトウェアに応答ファイルが組み込まれているかどうかを判別してください。 パッケージをビルドするソフトウェアに応答ファイルが組み込まれているかどうかを判別するには、ISS ファイル (通常、setup.iss) を検索してください。 どのような特定の環境でも編集できるよう、応答ファイルはプレーン・テキスト・フォーマットになっています。 応答ファイルが組み込まれている場合、その応答ファイルをテストして、目的の管理対象システムそれぞれで ソフトウェアのインストールに使用できるかどうか、また行ったカスタマイズが正しいかどうかを確認する必要があります。 応答ファイルが組み込まれていない場合、応答ファイルを作成し、テストする必要があります。
setup -r -f1x:¥response_filename.iss -f2logfile
ここで、
インストール・コマンドが実行されると、必要な情報を入力するように求めるプロンプトが出されます。 入力する応答の内容は、管理対象システムにアプリケーションをインストールする方法を表す必要があります。 応答ファイルの詳細については、http://www.InstallShield.com を参照してください。
setup -s -f1x:¥response_filename.iss -f2logfile
説明:
このコマンドが完了したら、システム・ログ・ファイルを調べてください。 ソフトウェアが正常にインストールされた場合、結果コードは 0 です。ソフトウェアが正しくインストールされていないと、IBM Director を使用してそのソフトウェアを配布できません。
ソフトウェアをインポートし、ソフトウェア・パッケージを作成するには、以下のステップに従ってください。
ソフトウェア・パッケージをすぐに配布するか、または後で配布するためにスケジュールできます。