テキスト・ストリングのしきい値を設定する場合の「システムしきい値」ウィンドウ
このトピックでは、IBM® Director でテキスト・ストリングのしきい値を設定する場合の「システムしきい値」ウィンドウについて説明します。
概要
このダイアログでは、
選択した管理対象システムまたはグループのためのストリングしきい値を定義することができます。
フィールド
- 名前
- しきい値を識別します。
「使用可能なすべてのしきい値」ウィンドウでしきい値のリストを表示したときに、
この名前によってしきい値が識別されます。
- 説明
- 追加の説明情報 (しきい値の基準や目的など) をここに入力します。
「使用可能なすべてのしきい値」ウィンドウでしきい値のリストを表示したときに、
この説明が組み込まれます。
この情報もまた、イベントがイベント・ログに入れられたときにイベント・テキストの一部として組み込まれます。
- イベント生成可能
- このチェック・ボックスを選択すると、情報を保管したときにしきい値がアクティブになります。
しきい値をアクティブにしたくない場合は、このチェック・ボックスをブランクのままにします。
- 値の変更時にイベントを生成
- このチェック・ボックスを選択すると、追跡された属性の値が変更されたときにイベントが生成されます。
重大度レベルの「警告」がイベントに割り当てられます。
「最小期間」以外のしきい値の指定フィールドはすべて、
このオプションを選択したときに使用不可となります。
これは、値の範囲を指定できないため、およびイベントの重大度が固定されるためです。
- 最大待機イベント
- サーバーが使用できないときに、サーバー用に保持するこのしきい値についてのイベント数を指定します。
この設定は、イベント・キューイングをサポートしないエージェントでは無視されます。
「イベント・フィルター・ビルダー」ウィンドウの「待機イベントのブロック化」オプションでは、
ブロックされた待機イベントをイベント・フィルターに組み込むかどうかを指定することができます。
- 最小期間
- イベントの起動前にこれらの基準が満たされなければならない時間の長さを指定します。
たとえば、このフィールドで 5 分を選択して、「offline」というストリングしきい値を指定すると、
ストリング「offline」が少なくとも 5 分間継続して発行されないと、イベントが起動されません。
- 再送遅延
- 最初のイベントを起動してから、後続のイベントを起動するまでの時間の長さを指定します。
たとえば、このフィールドで 1 時間を選択して、これらの基準がイベントを起動させた場合、
2 番目のイベントを起動するまでに、さらに 1 時間が経過しなければなりません。
指定された基準は、インターバルが経過したときに起動されるイベントについて、インターバル中、連続的に満たされている必要があります。
- しきい値文字列
- イベントを生成するために使用されるテキスト・ストリングを指定します。
複数のストリングが定義されている場合に、定義したストリングに一致するものが見つかると、イベントが起動されます。
- ストリング
- イベントを生成するために使用されるテキスト・ストリングを指定します。
複数のストリングが定義されている場合に、定義したストリングに一致するものが見つかると、イベントが起動されます。
選択した属性に、1 つ以上の列挙型 (事前定義) ストリングがある場合、ストリングはこのペインにリストされます。
ストリングを選択して、そのストリングの重大度レベルを変更することはできますが、ストリングを変更したり、
リストから削除することはできません。
- レベル
- ストリングしきい値の重大度レベルを示します。
- 追加
- このオプションを選択すると、このしきい値のストリング値と重大度レベルが追加されます。
このオプションは、列挙型属性ストリングには適用されません。
- 編集
- ストリング・エントリーを選択し、次にこのオプションをクリックして、エントリーを編集します。
属性に 列挙型ストリングがある場合、このオプションを使用して
1 つ以上のストリングの重大度レベルを変更することができますが、リストされたストリング値を編集することはできません。
- 削除
- ストリング・エントリーを選択し、次にこのオプションをクリックして、しきい値基準としてのエントリーを除去します。
このオプションは、列挙型属性ストリングには適用されません。
- 上にリストされていないストリングのデフォルト・イベント・タイプ
- リストされたストリング以外の生成されたストリングに適用される重大度レベルを選択します。
デフォルトの重大度レベルは「正常」です。
このオプションは、リストされたストリングの重大度を分離したり、この重大度に応答したりするために役立ちます。
たとえば、ストリング値を分離し、特定の重大度レベルを使用してイベントを生成する場合、
このオプションのデフォルトの重大度である「正常」を使用して、
この属性に関連付けられた他のすべてのストリング値で
重大度が「正常」のイベントを生成することを指示できます。
このオプションは、列挙型属性ストリングには適用されません。